肛門に腫瘍ができた話(2):手術か様子見か

じろの肛門付近の小さなしこりが急激に大きくなり、「肛門周囲腺腫、肛門周囲腺癌、肛門嚢アポクリン腺がん」の可能性が高いため、いろいろな検査を行い、細胞検査の結果を待っている状態でした。

A先生によるとおそらく手術と去勢は必須になるだろうとのこと。

A先生は若いのにとてもしっかりした方で、評判も良かったけれど念の為セカンドオピニオンも聞きに行ってみることにしました。

セカンドオピニオンを聞いたら、真逆の意見だった

我が家から車で30分圏内には多くの動物病院が存在します。
その中でも「動物の気持ちをよく分かってくれる」と評判のB先生に行ってみることにしました。

血液検査と尿検査結果をお渡しし、A先生でいただいた診断を話したところ、真逆の答えが返ってきました。

A先生

  • 悪性癌の可能性もあるが良性癌の可能性も
  • 手術することによる便失禁よりは進行した場合の化膿、排便障害のほうが深刻
  • 今の所転移はなさそう、なるべく肛門括約筋を失わないように手術する

バキソは抗炎症薬で改善は見込めない。成長スピードが速く、便が詰まってから手術するよりは今手術を勧める

B先生

  • 短期間で急激に拡大したということは、おそらく悪性癌
  • 肛門括約筋に固着しており手術すると損傷して便失禁を繰り返したり、免疫が下がる恐れがある
  • 転移の可能性大、固着しているため手術で腫瘍が摘出できる見込みは少ない

手術は勧めない。バキソなどの薬と食事の改善で様子を見ていくほうがいいのではないか

おそらくどちらの先生の仰ることも正しくて、腫瘍の成長スピードと、どれくらい固着しているか、手術でどこまで摘出できるかによって手術すべきかどうかが分かれるため、判断がとても難しいのだと思います。

手術するかしないか、めちゃめちゃ迷う

この時点でばぁばは「絶対手術なんかしたら可愛そう!去勢なんて以ての外」と断固手術拒否。知人の猫ちゃんが手術して亡くなってしまったのを知っているためなおさら反対でした。

手術することによって免疫が下がって、悪性腫瘍ならなおのこと転移が早くなってしまわないか。

じろは12歳、いくら検査の結果麻酔は大丈夫そうだろうと言っても危険なことには変わりない。もし術中に命を落としてしまったら・・・。

もし薬である程度抑えられるなら、わざわざ危険な手術をして、何度も再発して転移するリスクを侵す必要があるのだろうか・・・。

いろいろ考えて眠れませんでした。

Twitterで体験談を聞いてみた

こういう時こそネットや!Twitterや!と思い、とにかく調べまくりました。

Twitterにはこんな内容で投稿。

するといろんな方が親切にワンちゃんの体験談を教えてくれたんです。(重複するリプをいただいたので、少し内容を変更しています)

もともと疾患がなければ、麻酔はそんなに心配する必要は無いですよ

同じような病気になり、病院では様子を観ても良いかもと言われましたが、半ば強引に手術してもらいました

老犬で腫瘍がいくつかでき、手術できなかったけど長生きできました

みなさんのリプを読んでいると、麻酔が大丈夫なら手術して回復した子が多い、腫瘍の成長スピードが遅い場合は様子見でも長生きできる場合もあるということが浮かび上がってきました。

ネットでも治療例を調べてみた

動物病院のブログには手術例が記載されているので当然といえば当然ですが、「腫瘍を放置した結果とんでもないことになってしまった」という例が沢山出てきました。

下記は手術のグロい写真が多く閲覧注意です。

自分なりに出した結論

じろは血液検査結果が良好でもともとの疾患がないため、麻酔の心配は少なそう。成長スピードが速すぎるため、進行してしまった場合のリスク(化膿、排便障害)が大きすぎる。

手術で肛門活用筋が損失して便失禁になったとしても、介護をがんばればなんとかなるけど、便不全は手術でしか対応できない。そうなってから手術するより今しておいた方がいいのではないか。

あとは手術で腫瘍が取り切れなかった場合、再発や転移のリスクが高まるかもしれないけど、進行させて転移を待つよりはいいのではないか・・・

ということでかなり手術をする方に傾いていました。

検査をキャンセルして手術を予約

まだ細胞検査の結果が出るまでには何日かありますが、次の日は前立腺の問題の有無を調べるための尿検査の日。

ところが朝起きてみると昨日よりまだ腫瘍が大きくなっている!

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お尻のしこり 数日でここまで膨れ上がりました

もうこれはやばいスピードだ。

慌ててA先生に診察していただくと「検査結果が出てから手術予定を組むとまだ少し先になってしまう可能性がある」とのこと。

普通、手術の前に腫瘍が悪性腫瘍であることを確定診断しておき、取り残しがないように手術のマージンを決めておくのはとても重要なことらしいです。

ただ、先生曰く「細胞検査では一部しか細胞が採れないため正確な情報がわからない場合がある」とのことでそのあやふやな結果を待つのと、成長の速い腫瘍が大きくなるリスクを天秤にかけたところ、なるべく速く手術に踏み切るほうが良いという判断に至りました。

続く・・・

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