検査の結果、肛門嚢腺癌だった

じろの肛門に腫瘍ができてから約20日。手術からは約10日が経ちました。

ソフトカラーに変更して寝やすそうなじろ

今までの経過

組織検査の結果が返ってきた

検査の結果と抜糸を待っていたある日、病院から電話がありました。

「肛門嚢腺癌だとの結果がでました、治療内容を相談するため来院いただけますか?」

肛門嚢腺癌というのはいわゆる肛門嚢アポクリン腺癌。浸潤・転移性の強い悪性のがんです。腫瘍の成長スピードが速かったので予想はしてたけど、検査結果が出るとかなりショックが大きかった・・・生存率が低い癌かぁ・・・

じろは約12歳、私がお世話係になって約2年半。これからいろんな所に一緒に行って18歳くらいまで介護をするんだろうな・・・なんて考えてたのになぁ。と思ったらさすがに悲しくなってきました。

でもすぐ涙は引っ込みました。

なぜかって?
えぇ・・・術後服を着せられて暴れてるじろに脛を蹴られたからです(笑)

「泣いてる場合とちゃうど!」

とにかくできる限りのことをして、じろに毎日楽しく過ごしていただこう。

落ち込んでる暇があったらいろいろ調べて、何が起こってもちゃんとサポートしてやる、どんと来い!という気持ちになってきました。

そもそもがん細胞は健康な人や犬の体にもあって、普通は免疫機能が増殖を抑えてくれているらしい。ところががん細胞が免疫機能にブレーキをかけたり免疫が弱ると癌を発症するらしい。

よく食べ、よく寝て、よく遊んで、友達とも会ったりしたらきっと免疫力も上がるはず(素人の思い込みだけど)!

治療の選択肢

となると善は急げ。早速先生と今後の治療について話し合いました。

手術では、直腸を傷つけないようにギリギリを摘出したため、腫瘍細胞が残っている可能性がある。肛門嚢腺癌は腰のリンパ節に転移しやすく、成長すると腸を圧迫し排便困難となったり、高カルシウム血症により腎臓も悪くなったり、稀に肺に転移することもあるそう。

じろは術前はカルシウム値が13.4と高めだったけど、術後に10.3に下がり、いまのところ腎臓の心配はなさそう。早めの手術が功を奏しました。

先生「腫瘍が弱ってる今、リンパ節に転移する前に腫瘍を叩きましょう!」

もちろん、治療をしたくない場合や、持病があったり体力に問題のある場合、費用や時間の問題等があれば飼い主の意向に沿うとのこと。

さて、術後の癌の治療についてはいくつか方法があるようです。

放射線療法

外科療法が困難だったり、抗がん剤の効果が期待できない場合に、腫瘍の成長を遅らせたり縮小させるために放射線を使用する治療法。
がんにターゲットを当てるため全身的な影響が少ないが、短期的には皮膚炎や脱毛、長期的には組織の壊死、肺機能の低下、心機能の低下などの問題が生じることがある。北海道大学動物医療センターの説明がわかりやすかったです。

抗がん剤(化学療法)

抗がん剤の種類はいろいろで、血液を通じて全身に散らばったがん細胞を殺傷したり増殖を抑えたりする治療法。
ただ、腸や皮膚、毛根、骨髄などの正常細胞にも影響が及びやすく、嘔吐、脱毛、骨髄抑制などの副作用があるそう。 これも北海道大学動物病院医療センターの説明(PDF)がわかりやすかった。

分子標的薬

がん細胞の表面にあるたんぱく質など特定の分子だけをターゲットにするため、正常な細胞へのダメージが少なくて済む治療法。
ただそれ以外のタンパク質にも影響して、皮膚の症状や薬剤性肺炎、下痢、肝機能障害、高血圧などの副作用が出ることがあるそう。

ホルモン法

がんの成長を促すホルモン分泌を抑えたりすることで、がんの増殖を阻害する治療法。乳がんや子宮体がん、前立腺がんなどの治療に用いられるそう。

免疫療法

免疫が本来持っている機能を回復させ、がんを抑えようとする治療。
がん細胞が免疫にかけているブレーキを外す作用を持つ「免疫チェックポイント阻害剤」では、皮膚障害や甲状腺機能障害など、免疫関連の副作用が出ることがあるそう。

結果、分子標的薬で治療することに

じろの場合、がん細胞が残っているかもしれないとはいえ、今現在放射線を当てるべき対象がないため、この方法はオススメしないとのこと。

抗がん剤も使うかどうか判断が難しいけど、すでに転移している場合などに使われる事が多く、じろの場合はまだ転移が決まったわけではないため、より副作用の少ない分子標的薬を勧められました。

免疫療法については提案されなかった。帰ってから調べてそういうのもあるんだ、と分かったので次回聞いてみようと思います。

先生を信頼しているといえ、やっぱり迷いました。

続く・・・

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