肛門嚢腺癌 術後1ヶ月過ぎたよ(少し閲覧注意)

予後がかなり悪いと言われている肛門嚢アポクリン腺癌。正直検査で判明したときは枯れた中年飼い主の目にも涙が浮かんできました。

でも術後服を着せられた腹いせに毛布を齧ってるじろを見てると「落ち込んでる場合やない、今のじろはまだ元気なんや、できることをやろう!」と元気が出てきて、いろいろ調べたことをブログに書いたり、なるべく楽しく健康的に過ごしてもらうために工夫しています。

「落ち込んでるばやいやないど!見張ってるど!」

さて、1ヶ月が経ち、嬉しいニュースとそうでもないニュースが出てきたので記事にしてみました。

これまでの経緯はここで読めるよ

手術の痕は綺麗に治った!

手術痕の写真を載せてるのでちょっと閲覧注意です。

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これに関しては先生の腕が良かったとしかいいようがない。ありがとう、先生!実はセカンドオピニオンで「多分肛門括約筋を巻き込んでるので便が垂れ流しになる可能性がある」と言われたんだ。

それが便を漏らしたのは1日だけ。あとは自分でうんちができるようになり、傷に便がつかないように毎回綺麗に拭いて、2週間ほどで溜まっていた体液も吸収されてすんなり抜糸。

今はどこを切ったのか分からないくらいきれいになりました。

術後1日目。まだ傷の周りに体液が溜まって少し腫れている
術後2週間目。かさぶたが取れて腫れも引いてきた
術後1ヶ月目。どこを切ったのか分からないくらいつるつるすべすべになりました。

術後の体調の変化は?

さて、術後の経緯はこんな感じ。

術後2週目までは結構元気

分子標的薬のパラディアと、非ステロイド性抗炎症鎮痛薬プレビコックスを隔日交代で飲んでました。術後なのですごく暴れたりはしてなかったけど、普段とほぼ変わらず快食快便で「もしかすると分子標的薬がすごく合ってるんじゃ?」とかなり安心していました。

術後3週目で胃腸にダメージ

「少し便が固くなってきたかな?」と思う日が2日ほど続き、次の日に草を欲しがったので先生から胃腸薬を増やしていただきました。もう少し早く便秘に気づいて胃腸薬を早めから多めに処方してもらえばよかったかもしれないです。

術後3週目 体調がかなり悪化

胃腸薬を増やすとすぐ下痢が始まりました。慌てて先生に電話すると、便秘してた間の胃粘膜が下りてきてるだけだから大丈夫とのこと。下痢止めをもらって下痢はすぐ収まったけど、今度は嘔吐が始まりました。

一番体調が悪かった日は、前の日にご飯を全部吐いてしまい、翌朝から1日中ご飯を食べずずっと寝ていました。心配で柔らかく似たお粥やをあげても全然食べず、温めたワンコミルクに蜂蜜を少し入れたのをガーゼで口元まで持っていってやるとやっと飲み、あとは息をしてるのか心配なくらい静かに眠っていました。

とにかく心配で寝ずに様子を見てたけど、次の日また蜂蜜ワンコミルクを飲んだ後ご飯を欲しがり、肉を入れたおじやを作ると完食。便の状態が少しよくなってきました。

術後1ヶ月目 胃腸が回復してきたけど、体調はまだかかりそう

それからご飯の量も増え、便が回復してから少しづつ体調が上向きになってきた感じはしますが、まだなんだかだるそう。ご飯は食べるし便もいい感じだけど、寝てる時間が多いです。

術後1ヶ月の体調グラフ

下のは抗がん剤の副作用の経過グラフだけど、分子標的薬も似た感じの経過をたどる場合が多いようです。なのでじろの場合も、骨髄抑制が起きてきて体調が悪いのでは?というのが検査の前の先生の意見でした。

抗がん剤副作用経過

日本臨床外科学会

さて、術後1ヶ月目の検査に行ってきました。

術後1ヶ月目の検査結果は?

普通骨髄抑制に入ると、赤血球、白血球、血小板が減少しているハズ。

でもじろの場合赤血球687、白血球17100、血小板47.8で骨髄抑制は起きていないよう。むしろ白血球が高く、炎症を表すCRPが6.4とかなり高いので何かしらの炎症が起きている可能性があるとのことでした。

血液検査結果

なるほど、体調不良の原因は骨髄抑制じゃなくて炎症なのね。

CRPは、身体のなかで炎症が起きているときに血液中で上昇するタンパク質。全身に影響がで ている炎症、腎盂腎炎、腸穿孔・腹膜炎、肝膿瘍、細菌性肺炎で上昇しやすいらしいです。あと総蛋白が高いので脱水の可能性も高いと。

そこで点滴を打ってもらい、多少脱水症状は改善したもののCRPは7.0とむしろ上がってしまったためステロイドと抗生物質を処方してもらい様子見となりました。

ステロイド服薬3日目だけど、多少元気が出てきたような感じのじろです。ま、便は異常なし、食欲も普通なのであまり心配しないようにとのことでした。

いまのところ転移は確認できなかった!

そんなこんなで体調が悪化したり少し戻ったり、以前のように走り回ってトンカツになったりはできなくなってはいるものの、老齢だからこんなものかもしれない・・・とハッキリしないじろの体調ですが。

ひとつ嬉しいニュースが。いまのところ、いまのところですよ?エコーの結果、まだ転移は確認できませんでした。ま、エコーなのであまり詳細なことは分からないのですが、肛門嚢アポクリン腺癌にしては良い成績じゃないでしょうか。

あー半年先も何事もありませんように!

とにかく、気を落とさず粛々とできることをする。手術後は丁寧にケアをしてあげれば感染症もなく、傷は綺麗に治る可能性が高い。抗がん治療中は小さな体調変化を見逃さないようにして、副作用のない薬であれば薬が増えることを怖がらず、早めに対処するとよさそう、ってことが分かりました。

大きな病気になる前に、信頼できるかかりつけ医を見つけておくとほんとに安心だなと思いました。

いまのところ掛かった金額は?

  • 手術前検査:4万円くらい
  • 去勢と肛門嚢腺癌手術、組織検査、入院費、検査諸々:14万円くらい
  • 分子標的薬:1週間1万円くらい
  • 検査数回、その他の内服薬:4万円くらい

という訳で、手術前後合わせてこの1ヶ月半くらいで27万円位かかりました。去年と今年の春の検査費合わせたら約40万。

今後も分子標的薬はずっと続くし、検査も他の薬も必要になってくると思うので、頑張って稼ぎます!

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