実はうちには高齢の両親と、これまた高齢の親戚がいます。
そのうちひとりは認知症で車椅子、そのうえ犬も連れて旅行となると少し心配だったんですが、楽しい思い出に勝るものはない!と思い頑張って計画しました。
(この記事は、2018年夏の情報なので古い場合があります)
犬と高齢者の世話をしながらの旅行なので、正直写真が少ないです
高齢者と犬を連れての旅行はかなりハードでした。お世話係は私ともうひとり居たんですが、2人でも結構てんやわんや。1人は車椅子を押し介助、1人は犬のリードを持ちつつ他の高齢者の世話、写真を撮る暇はあまりなかったです。
目的地に近い駐車場、トイレの下調べが必須、準備は周到に
高齢者と犬と車椅子ですから、どこにトイレがあるか、駐車場、休憩所、万が一の病院など細かに下調べをしてGoogle Mapで詳細な旅程を作っていきました。行程さんとかNAVITIME Travelもおすすめです。
特別な持ち物はこんな感じ。
- 軽量の折りたたみ式車椅子
- オムツ、シート、身の回りの物、ビニール袋やタオル等、医薬品等
- 犬のオムツ、トイレシート、身の回りのもの、ベッド、うんち袋、水やフード、おやつ
その他寝袋、ウエストポーチ、あと認知症があると宿泊先のご飯を食べないこともあるので普段食べている食事を作って持っていきました。
車でまわる瀬戸大橋〜香川県〜淡路島
両親の希望で「瀬戸大橋と丸亀城が見たい!」というので、関西から瀬戸大橋経由で香川県に渡り、淡路島に宿泊することにしました。

まず外せないのが、ワンコがOKなお宿です。
淡路島にはざっと調べたところ、島花、Hotel Anaga、プチホテルYAMA、ゆいま~る淡路、ヴィラオルティージャ、プチホテルハナ&キッス、Ponte Casa、やぶ萬旅館などペットOKの宿が結構ありました。
その中でも温泉があり、リーゾナブル、両親がコテージは嫌だということで島花さんを選びました。
瀬戸大橋撮影にオススメの与島で一息

本州と四国を結ぶ瀬戸中央自動車道の瀬戸大橋のなかほどにある「与島」に立ち寄りました。もちろんそれまでこまめなトイレ休憩は入れてたんですが。
広い公園と中規模のサービスエリアがあるだけの島ですが、もうねとにかく瀬戸大橋が綺麗に見える!



サービスエリアの上には屋上展望台があり、瀬戸内海の撮影にももってこいなので、通過してしまうだけなのはもったいないです。
日本一高い石垣を持つ、丸亀城
さて両親待望の丸亀城。本丸や石垣は築城された時のままの姿で残っており「日本100名城」にも選ばれたお城だそうです。

ペットについては、天守や大手一の門以外は、リードにつなぎフンなどの後始末をすればOKとのことで、じろさんも入ることができました。

ただ、天守までの坂道がめちゃめちゃ険しい!
天守に一番近いと言われる亀山公園駐車場に停めたんですが、駐車場から御殿門までにだだっぴろい公園があり、高齢者にはそれ以上進むことができませんでした。仕方ないのでそこで待機し、お世話係1号だけ頑張って天守まで登りました。


丸亀城の天守は日本一小さいらしいですが、天守から丸亀城下町が一望できたそうなので若い方はぜひ登ってみてください。

おのころ島神社で縁結びのお守りを買う
丸亀城のあとはペットOKのうどん店で香川うどんを頂いたんですが、ここでもじろの世話をしつつ介護で写真を撮る暇がありませんでした。
それからいよいよ淡路島へ。両親の希望でおのころ島神社に立ち寄りました。
駐車場の方に聞いたところ、公園部分はリードあり、糞尿させないならOKだけど門からはペット立入禁止でした。(※要確認)

「古事記」「日本書紀」よると、イザナギノミコト、イザナミノミコトが天の浮橋の上に立って天の沼矛で海原をかき回し、矛の先から滴る潮が凝り固まってできたのがおのころ島。それから淡路島、四国、隠岐島、九州が創られたということです。
巨大な赤い鳥居が名物だそうですが、道路の近くだったのでじろと車椅子の安全優先して撮れなかった。残念。

また、イザナギとイザナミのケンカを取り持ったと伝わるキクリヒメも祀られていることから縁結びの神様としても有名だそうです。
という訳で縁結びのお守りをもらったじろでした。

帰ってからかわいいプードルちゃんとの出会いがあってぐんぐん積極的になっていったから、きっとご利益があったんだと思います。
ここらへんで高齢者もお世話係もバテバテ。犬連れ、高齢者連れの旅行は観光を早めに切り上げて宿に早く着いたほうがよさそうですね。
宿については次の記事にします。